何か書けたら書いてます

何か書けたら書いてます

推しの主演映画を何回も見に行った話

推しの山田裕貴くんが主演の映画「あの頃、君を追いかけた」がつい最近まで公開されていました。地方の映画館ではこれから公開されたり、今も公開されている場所もあると思います。気になる方はぜひ映画館へどうぞ!

今日はこの映画を県外まで行って何回も見た話をします。まず最初に予告を貼っておきます。

 
『あの頃、君を追いかけた』本予告 10月5日金公開 - YouTube

この作品の考察や感想は他の人たちがめちゃくちゃ書いてると思うのでそれは一旦置いといて、わたしがこの作品を見るために奔走した話をします。ただネタバレ書いてしまったのでネタバレ見たくない方はすみません。このブログ推しの布教とかよりも備忘録のためみたいなところがあるので他人に適してないと思う…。読みたいと思ったら読んでください。

 

まず、推しが主演の作品となったらわたしはどんなジャンルだろうがとりあえずは見てみようとなります。まあ主演じゃなくても推しが出ていたらとりあえず見ます。それで自分に合わないとか苦手だったってなったらその作品とはそれっきりになってしまいます。いくら推しが出てても好きになれない作品は正直あります。推しが出てるからって無理して見て嫌になるのが一番つらいのでその時はスッパリ切ります。推しだから褒めなきゃとか、推しだから絶対見なきゃみたいな「義務」のようにはしたくないし、推しててつらいと思いたくないので、自分がちょっとな…と思うものは見ないようにしています。この作品も最初は恋愛映画だから、毛色によっては合わないかもしれないと思ったりしてました。作品を宣伝する推しくんもいつになく必死で宣伝しているように見えて、(これで見て合わなかった時の絶望感やばくない?)と見る前から危機感があったりしました。今だから言えます。蓋を開けてみれば、好きなタイプの作品だったし、初見でこれならいけると思いました。

これならいける、そう、これなら公開後他県に行ってでも見に行けると思ったのです。

説明しよう!わたしの住んでいる県ではこの映画、公開されませんでした!

いや元々箱少なめの映画ならわかるんですよ。それなら地方だからで諦めつくんですけど、わたし調べではこの映画が1館でも公開されなかった県は香川県徳島県のみです。この前の記事で四国に住んでるって書いたからもういいです。どっちも四国ですね。このようにほぼ全国で公開されているのです。だからこそなんか…めちゃくちゃ悔しい…と思いました。あと推しくんが遠くていけない方すみませんって謝ってるの見てSAN値削れた。行けないことをわざわざ言う人とは価値観が合わないです

最近見た映画でおすすめある?という質問に「あの頃、君を追いかけた」です!と返してもその人すぐ見に行けないじゃないですか。まさか向こうも他県まで行って見に行ったとは思わないでしょう。見に行ったよ。

 

初見は公開前の先行上映回in広島です。舞台挨拶系では史上最高に近かったです。いつ見ても顔が良い…。広島だから衣装も赤いパンツ履いてました。アッ中も赤いパンツだと思います。*1そこで見て、恋愛映画だけどそれだけじゃない「人生」を感じたし、パラレルワールドというワードが出てきたところで何故か自分でもわからないけどめちゃくちゃ刺さって、涙がブワッと出た。そして終盤でパズルのピースを合わせていくように「あの頃」の映像が流れていくのがちょうど披露宴のときに流されるムービーみたいな感じで「結婚おめでとう…」となりました(結婚してません)パラレルワールドの存在を知る前の初見と知った後では見方が変わってくると思うので、一回だけでも楽しめるけど、複数見たらもっと楽しめるタイプの映画です。だから…だから……もう一度見る…県外行きゅ…と決めた初見でした。改めて書きますが、これも県外まで足を運んででも見に行かなきゃという「義務」ではなく、「自分が県外まで行ってもう一度見たいなあ」と思ったから行きました。行くも行かないも自由だし、周りが見てねと言っても苦手なもの、どうしてもダメなものを無理やり見る必要はないとわたしは思っています。周りのオタクもオタクの定義とか価値観の違いとかで悩んでる人とかよく見るんですよ。わたしも悩む時あるし。選択は自由だと思います。君は君らしく生きていく自由があるんだって欅坂も歌ってるよ。*2

二回目は公開記念舞台挨拶in西宮です。この日は台風が接近していたときで、鳴門大橋という風が出たらすぐ閉じる橋があるんですけど、最短ルートはそこを通るので行けるのかすごく不安でした。案の定その橋は閉じたので迂回することになりました。全部閉じなくてよかった。海を超える手段が危うく失われるところでした。

それでも遅延は起きたので、三宮に着いたら猛ダッシュです。大丈夫です、間に合いました。服が乱れても化粧が崩れても間に合わないのが一番嫌だったので必死でした。この時も推しくんは顔が良かったし、広島の時より笑ってました。舞台挨拶は公開前と後、上映前と後、とタイミングがありますがわたしは公開後、そして上映後の舞台挨拶が一番好きかな。ネタバレも話せるから話の内容も濃くなる気がする。あと登壇人数も少ない方が個人の話をたくさん聞けると思うので登壇人数も2、3人がベスト。この日は齋藤飛鳥ちゃんがすごく機嫌良かったです。サインに「わーい」って書いてました。ちょっと可愛すぎる。

三回目は岡山でフォロワー捕まえて一緒に見ました。四回目は愛媛まで車走らせて見に行きました。全部違う県の映画館で見てるの我ながらウケる。本当は五回目も愛媛で見る予定だったんですけどトラブルかなにかで上映回数を減らされ見ることできず……。


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パンフレットも綺麗で買って良かったです。最後のページの破壊力やばすぎません?見た瞬間パンフレット落としたし一緒に見たフォロワーがわたしの目の前でそのページ開くから人権を失ってしまった

 

やっぱり結婚式からのシーンが好きすぎて、四回中一番泣いたの四回目なんですよ。理解が深まってきたらなお泣けるからだと思う。わたしがこれを何回も見ようとしたのは、推しが主演だし、推しがこの作品に懸けている想いを痛いほど知っているので出来るだけ見て興行を上げたいという気持ちももちろんありますが、何より水島浩介という役にハマりすぎていたからです。めちゃくちゃいい男じゃん。「なんでそんなこと言うん!?」とか「真愛の気持ちに気付け!!」みたいに思ったことはありますが、それも込みで、水島浩介というキャラクターに惹かれていた部分があります。わたしはどちらかというと真愛の「向けられている愛情に応えることが出来るかわからない」とか「どこが好きなの?」と聞いても漠然とした答えしか返ってこないことに不安を感じるという気持ちがわかるので浩介この野郎という気持ちと、お堅い真愛の心を揺らめかせた浩介すごくいいじゃん…という気持ちがせめぎ合ってます。あと、水島浩介は役なのにその中にいる山田裕貴を見てしまった。本人も言っている通りシンクロしているからなのか、自分が勝手に役と俳優を重ねてしまったのかはわかりません。これは浩介の雰囲気の話ですが、予告の花嫁待ってるぞのシーンの浩介を見て一目で月日を10年積んでいることが分かって流石だなと思いました。その間をじっくり映さず切り取られてもその間がちゃんと見える感じ。好きなところです。月が綺麗だね。

 

 

11月24日から新宿武蔵野館で一週間だけ上映するそうです。


新宿武蔵野館

新宿武蔵野館はあの「闇金ドッグス」が始まった場所だそうです。それ聞いたらそこで見たいやん…(忠臣さんの女なので…)奇跡的にその間に東京にいるので見に行こうと思います!やったー!

 

 

 

 

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*1:推しくんは気合い入れる時はいつも赤いパンツを履いているそうです

*2:サイレントマジョリティ

趣味は旅行と映画を見ることにしています

しています、というのはカモフラだからです。本当の趣味は推しを見ることなんですけど、何も知らない人に対して堂々と「追っかけしてます」と言えるほど度胸がないので、他人に趣味を聞かれたら旅行と映画鑑賞としています。実際は旅行という名の遠征だし、映画鑑賞と言っても映画好きと言ったら映画好きに殺されるぐらい偏ったものしか見てません。

旅行と映画鑑賞と言うと、やっぱり聞かれます。

 

「どこ行ったの?どこが楽しかった?」
「最近観た映画でおすすめ作品をひとつ!」

 

ごめんなさい!どこが楽しかったと聞かれると推しの現場だし、映画のおすすめというか推しの出てるおすすめ作品になるんですよね!?!?

推しありきの遠征と作品鑑賞なので、このまま押し通すにしてもどうしてもボロが出そう。というか推しが好きなこと白状しろよと自分でも思う。映画なら推し出てない作品も見たりするし好きな作品たくさんあるんですけど、何せ「おすすめ」と言われても、わたしがいい作品と思ってもその人には刺さらないかもしれないじゃないですか。おすすめした映画を見て、「よくわかんなかった」とか「あんまり面白くなかった」って言われるのが一番つらい。だってわたしがおすすめしたばっかりに貴重な時間割いて見てくれたのに結局よくわからなかったで終わるの、つらくない?わたしもあなたもつらい。誰も悪くない。つらい。

旅行なんて尚更で、やっぱり現場のために行くので行先は偏る。大体関東か大阪周辺だもの。どんなとこ行ってきたの?って言って大阪とか神戸って言ったらまた行ったの?好きだね〜!って言われるけど現場はそこが多いからそこに行ってるだけなんですよ…。しかも日帰りマンなので観光の余裕はない。日帰りでもなく一泊とかで空いている時間に観光していることが殆どなので、今度現場関係無しの旅行行きたい。あっ、来週行くわ。たのしも!

でも観光に関心を持ったのはつい最近です。推しがパワースポット好きじゃないですか、あと写真集で京都の風景たくさん写ってるじゃないですか。それでわたしも行きたいなあと思い始めたのがきっかけです。オタクだからなのかそれは関係ないのかわかりませんが、わたしは推しの食べてるものとか興味のあるものとかを知ったら同じところに行ってみたり食べてみたりしたいタイプなんですね。でもそれで合わなかったらそれで終わりなんですけども。例えば推しくんと漫画やアニメの趣味とかは全く合いません。ワン○ースもガ○ダムも全くわからん。すまんな!今はスムージーボンボン食べたい。飲みたい?

全く合わないものもあれば合うものもあって、それが観光でした。特に京都。今年は謎に3回ぐらい行きました。そしてパワースポットには属性があり、人によって相性があるということも初めて知りました。これが結構興味深いです。生年月日と血液型でわかります。

 
【属性の自動計算】相性の良いパワースポット診断 - 神社属性サーチ

わたしの場合は空属性で、空と水と火に属するパワースポットと相性がいいそうです。

京都観光で一番好きだなあと思ったのが貴船神社です。写真集にも載ってましたね。そして広島の宮島も幼女の頃に行ったきりですが、とても好きです。

貴船神社も宮島もどちらも水属性。確かに相性のいいところだったのです。

占いでも水に縁があると言われたことがあり、これはその占いと関係あるのかどうかはわかりませんが、わたしはドのつく雨女です。行く現場も、学校の行事も、ほぼ確実に雨が降りました。本気でお祓いをしようかと思ったぐらい雨率が高いです。この話はまた別の記事でできたらしたいと思います。

初めて貴船神社に来た時不思議な現象が起こりました。入口の鳥居。
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ここに来る道中はぱらぱらと小雨が降り始めていました。日は照っていたので天気雨です。この入口を入るとその雨はパタリと止みました。そして奥宮まで行く頃には涼しい風も吹き出しました。夏だったことと山奥なこともあり涼しく爽やかな空間でとても居心地がよかったです。

そして帰りまた鳥居を過ぎてバス停でバスを待っていると、再び天気雨が降りました。行きと帰りだけ雨が降る不思議な現象にわたしはちょっと感動しました(柄でもないとか言わない)

それ以来めちゃくちゃ好きなんですけど、この貴船神社だって推しが好きじゃなかったら多分関心持ってなかったです。推しがいることでここ最近興味を持てる範囲が広がった気がします。うぉい!!セカイ変わってるよ!!

視野が広がったのかな。だからなんだろう、知識が広くなくても関心が持てれば、知識は後からついてくるんじゃないかなとどのジャンルを見てても思うようになりました。

たまにものすごい詳しい人とかものすごい熱心な人とかいるじゃないですか。その人たちもなにかきっかけがあって調べようとか追いかけようとか思ったのだと思います。わたしもひょんなきっかけで今のようなオタクになっています。自虐で気狂いとか言いますけど、オタクは気狂ってなんぼだと思うのです。 普段の嫌なこととかつらいことばかりの世の中、オタクしてるときは好きなことだけして脳も体も心もハッピーになれるひとときだと思うのでオタクしてないわたしを想像することができません。なので今めちゃくちゃ幸せ。何かを好きってことはこんなにも素晴らしい〜〜!!!!!そして好きなものに向かって一生懸命な人とか、本当に好きそうにしてる姿を見ても「好き〜〜!!!!!」ってなるので好きアピールしてほしい。わたしはあんまり周りに好きアピールしてこなかったんですけどね。今年に入って裕貴くん好きなんだよねってやっと親に言えました。一部の仕事場の人にも言えました。検索してみるねって言ってくれて嬉しい。これも少しずつ直していきたいなと思います。

 

更新する度に文も中身も雑になっていってる気がするけど続けることが大事だっておばあちゃんが言ってたから続けていきます〜!毎日はむりでも書けられる文なら短くても。Twitterのプロフィールにも書いちゃったもんね!目標にします。

 

 

 

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補足じみた握手会の話

ブログ書く時いつも悩むのがこの書き出しなんですけど、どうすればいいんでしょうね。宿題で作文書く時もいつも最初の文を悩んでました。中身やオチは考えられても最初だけどうしてもわからなくなる。これって、あるあるですか?

 

という書き出しにして、今日は前回の記事の握手会イベントのことをもうちょっと詳しく書きたいかなと思います。今まで推しと握手した回数は三回ほどなんですが、三回しても意味わからんぐらいテンパるし、ボイメンとかAKBとか推してる方はマジですごいなと思います。現場慣れマジすごい。

最初と二回目は写真集発売記念イベント、三回目は学祭です。この中で一番緊張したのは二回目です。これはまあ前回の反省を生かさないとという気持ちもあったからでしょう。 一回目は体調もアレだったし(いる………)という気持ちのままチェキ撮って握手〜〜記憶無い〜〜なので書けることほとんどないんですけど、手は大きかった。ほんのり温かみのある手で優しく両手で包むように握ってくれました。握手というより、なんだろうこれ、いつもありがとうございます〜!と駆け寄ってぎゅっとしてくれる感じ。伝わらない。

二回目も流れは同じだったんですけど、多分前回よりも圧倒的に時間に猶予があって最後の方は手が繋がったままアワアワしてました。推しくんの「ん?ん?」みたいな顔が見えた気がします。泣きそう。そのときチェキ撮りましたが、ポーズ指定が4種類あったんですよ。ジョーのポーズ、村山のポーズ、肩ポン、ハート。ボイメンのオタクがいつもハートして撮ってるのが何かちょっと羨ましくて「わたしもはーとしたい(ふわふわ思考)」と思ったのでハートにしました。その時アシスタントのお姉さんに番号伝えるんですけど、わたしはお姉さんに「4番」って言ったのに向こうから

「ハートね♡」

とか言ってきて膝から崩れ落ちるかと思った。あの言い方絶対語尾に♡ついてたと信じてやまない。めちゃくちゃ甘い声出さないで欲しい。weak!1ターン動けない!追撃!寄ってくる!もうやめて!ライフはもう0よ!

その後あわあわしながら撮影のために脱いだコートもまともに着れないまま外に出ようとしたわたしを見て「それ、着なくて大丈夫ですか…?」と声をかけてくれたワタナベの若手男子くん、ありがとうございます。着なくて外出たら凍えて死んでいました。

この時はもう推し以外のことは何も考えられなかったので、冷静になった後日撮ったチェキを見たら自分ハート下手だなあとしみじみ思いました。でもやっぱりこの写ってる推しくんめちゃくちゃ好きな顔してて召されそう。しかももう推しとハートできる未来なんてほぼ無いでしょ!やっぱこのチェキ墓に入れて!葬式の曲はHIGHER GROUNDでテンアゲしていこうぜ!

三回目は記憶に新しい学祭で、物販並んで写真集を買いました。三回目にしてやっと身をもって知ったんですけど、彼は握手するとき相手の目線にしっかりと合わせてくるんですよね。背の低い人や子供にはちゃんと屈むなどして目線を下げて、正面に来るようにしていました。あとなんだろう、個人的には対応が平等だなと思います(割と塩だなとは思うけども)誰が何を言おうとも感謝の言葉を発している感じがしました。

(追記:塩、砂糖、神対応など色々な表現がありますが、推しの対応はそのどれとも微妙に違うな〜と思いどう表現したらいいのかわからず、誰にでも平等にそつなくこなすという意味で塩と表現したのですがフォロワーさんが「個人として対応してくれる『人対応』」と表現していたのが腑に落ちたので追記させていただきました)

推しとその人だけの世界に他人が聞き耳立てるのはわたしの倫理観が「チョットマテ」と言っているのでそれぞれがどんなことを話しているのかはわかりませんが、裕貴くんの対応だけを見て思ったことです。対応が平等だとやれマウントだのやれ贔屓だのとファン同士で争い合う種が生まれにくく非常にいいのではないかと思う派です。

この時の裕貴くんもめちゃくちゃ優しく包んでくれた気がします。はい、記憶が抜けています。特技は記憶をなくすことです!そして学祭の握手会は写真集を手渡ししてくれました。写真集の手渡しは何気初でした。写真集に包まれていたビニールが捨てられません。オタク包装を捨てられない問題。

握手が終わり入口でフォロワーさんを待っていたら、若い女の子たちがめちゃくちゃ幸せそうな顔をしながら写真集を抱えて「もう手洗えへん!」と言っていたのがめちゃくちゃ可愛かったです。わたしもそんな可愛い反応をしたいし推しを見て黄色い声を上げたいです。オタクなので推しを見ると「アッウッ」と謎の言葉を発してしまうし震えてしまいます。わたしはご飯前に普通に手を洗いました。

わたし結構手が大きいというか、指が長くて褒められはするけど可愛くはないよな〜と思っています。でもこうして握手してくれた時にわたしの手を余裕で包めるくらい手が大きくて指が長いなと思って謎にときめきました。そういうときめき大事ですか!?大事にしてこ!

最後にチェキ会終わりに撮った手を載せて終わりにします。


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2017年6月と11月の現場の話

前回の記事を早朝に載せるという愚行をしましたが、意外にも見てくださっていたみたいで嬉しいです。ありがとうございます…!そしてフォロワーさんが記事にスターくれててめちゃくちゃ嬉しかったです!でもわたしはスターの送り方がわからないのでわかったらこちらからも送りたいです。

 

さて今回は前回の記事どおり現場で狂った話でも書きたいと思います。狂っているので言葉も破錠してそうなのと困ったことに記憶をすぐなくすので覚えてないことが多々です。

 

 

まず最初に推しの現場に行ったのは2017年6月です。映画「トモダチゲーム」の公開記念舞台挨拶(大阪)でした。大阪に吉沢亮くんのオタクがいたので誘って行きました。そもそも舞台挨拶が初めてだったので、どんな感じなのか全く掴めずふわふわした状態で行った記憶があります。もちろん初めて生で裕貴くんやお亮を見ることになるためどんな感じなんだろうとドキドキはしていました。

 

わたしは四国に住んでいるので、こういった現場に行くのには結構労力がかかります。海を超えなければいけないし、新幹線も通っていません。地元で開催するなんて一年に一度でもあればそりゃ物凄いなと思うぐらいの地方です。今年は高知にジェネの亜嵐くんが来ててビックリしましたし、本広監督のおかげで地元に綾野剛さんが降臨したりしました。目の前に剛さんが来た時のわたしはパニックでした(めちゃくちゃオーラがありましたがとても優しい方でした)

まあそんな感じで現場慣れなどほとんどしていない中、モノレールに揺られながら映画館に行きました。

映画を楽しみ、舞台挨拶が始まります。ふたりが万を辞して出てきた瞬間わたしの心は

 

あわわわわわわわわわわわわわわわわ

 

でした。「あ」と「わ」しか発することの出来ない生き物か?言葉が奪われました。

この時の座席は決して前の方の席ではありませんでした。席からは表情までしっかりとは見えないし、双眼鏡も持ち込んでなかったので全身と言葉と仕草がわかるぐらいです。でもそれでも十分すぎるほどの衝撃でした。

 

いや、ふたりとも雑誌とか映像で見る10000000倍はかっこいいし顔が良いじゃん………遠くて顔がよく見えないだろって?顔が良い人は遠目でも顔が良いのがわかるんだよ、出直してきな!あと衣装の色が全身薄緑で後から見直すと結構なんじゃこりゃと思うような衣装だったんですけど初めて肉眼で見る推しの衝撃強すぎて全く気になりませんでした。

とまあ初っ端から衝撃でしたし、ふたりともテンションが高かったのか和気藹々としていて、特に吉沢亮くんはもっとクールに対応するのかと思いきや裕貴くんのうるさい動きにしっかりとツッコミを入れるノリの良さを持ち合わせていて顔が良いのにノリも良いとか最強かよと屈服せざるを得ませんでした。裕貴くんも裕貴くんで映画の話から、みんな聞きたいでしょ?とふたりのプライベートな話もたくさんお話してくださってサービス精神旺盛でした。後にわかったことですがフォロワーさんが同日一緒の舞台挨拶に行ってたそうで、その時の話で「推しが天使に見えた」と仰ってて笑いました。推しは天使。一言でいうと本当に行ってよかったと思えた現場でした。

ちなみに裕貴くんはこの日の前日、東京での舞台挨拶で確か金髪姿(ヤマケンを撮影していた頃なので)を初解禁していました。それをネットで見たときから「これ、このハチャメチャ顔の良い人間を明日この目で見るん…?」と戦慄していました。推し、生きてた〜!!

 

舞台挨拶が終わってからのわたしの挙動はおかしかったです。狂い始めました。友人を待っていたのに何故か近くにいた全く知らない女性を友人と勘違いして話しかけてしまうし、道中人にぶつかりまくってしまったし、帰りのモノレールで揺れすぎて人にぶつかりそうになりました。普通に危険人物なので隔離が必要です。

そんな最高すぎる現場が初めての推し現場だったので、これから行ける現場は行きたい!と思うようになりました。あと生の推しは画面越しや写真で見るよりも遥かに素敵だなと思ったので、見れる機会を逃したくないという気持ちもあります。

 

裕貴くんって客席全てを見てません?登壇中は出来るだけ目に焼き付けたくてガン見してるんですけど(こわい)そのとき視線が色んなところに行ってるな〜と感じました。だから勘違い乙と言われると思うしこちらも承知で願望も込みで書かせてもらいますけど、「キャッ♡目が合っちゃった♡」は割とガチかもしれないと思ってしまう。この前の現場で何回目が合いました?バチバチに合いました(グロ文章)

そういう気持ちもあってかなくてか、現場がある日は普段の格好じゃとても行けないと思うようになり、新しい服を買い、体調管理をしっかりして、化粧もいつもより時間をかけて綺麗にして、と人間力を上げることを心がけるようになりました。そういう気持ちと書きましたが、単純に現場は普段では味わえない「特別な日」だし舞台挨拶などは映画が公開された、ヒットしたからやるものであり「おめでたい日」なのでお祝いをしに行くという意味でも身だしなみは整えて行きたいと思うようになりました。実際わたしのフォロワーさんや友人も同じ考えを持っている方々は推し事の度に綺麗になっているんです。目に見えてわかるなんて本当にすごいことだし、推しは人を綺麗にする。

 

そして去年11月に写真集を出しました。若手俳優の出す写真集イベントといえば○冊買ったら握手、チェキ撮影など買う冊数に応じて特典が増える仕様になってるじゃないですか。彼のイベントもそれでした。今まで俳優を推したことはありますが、こういったイベントには縁がなく、握手などもしたことがないのにいきなりツーショなんていけるのか!?と不安と緊張がものすごかったのを覚えています。でもこんなチャンスあっても数年に一度では?と思ったしこのタイミングを逃すとあっても抽選制になって外れたりするかもしれないと思うともう「行く」一択でした。

そこからわたしの改造計画が始まりました。身体を締める!自分の似合うものを探す!笑顔の練習!イメトレ!みたいに…この期間めちゃくちゃ楽しかったですね。その間に推しは坊主になりました。今後ないかもしれないぐらいレアなチェキなのに坊主かーい!と突っ込みたくなりましたが彼は俳優なのでそりゃ突然髪型が変わるのは仕方ないのですが。そして個人的には坊主好きだしキミオイ撮ってる時点である程度覚悟はしていました。しかし髪の毛の伸びる速度が爆速なのでチェキ撮影する頃には坊主…よりは髪が伸びてますね、ぐらいの長さになっていました。

順調と思っていた矢先に、わたしはヘマをします。

 

 

現場10日前に風邪をひく。

やらかしました。絶望しました。なんで!普段風邪引かないのにこのタイミングでわざわざ風邪をひくんだ〜ッと己を呪いました。本当に久々に熱出るほど風邪ひきました。声も死にました。

こいつぁやべぇと思い全力で治しにかかりました。1週間後なんとか鼻水と喉以外の症状は治まり、常時マスクを装備し東京へ赴きました。この時は鼻水は堪えられるけど、声はほとんど出せない状態でした。絶対に周りにうつしてはならない、推しに絶対察されないようにする、奇跡的に現場中だけ完治しろと念じながら現場へ。入口付近に消毒用アルコールがあったのでこれでもかと手に振り撒き揉み洗うわたし。

ここで火事場の馬鹿力じみた謎の力が発動しました。

 

あんだけ死んでた声が普通に出る。

鼻水が完全に止まる。

体が軽い。

 

あれ、治った…?

接触してる時だけ治ってました。うわっ…今のわたし…健康体!推しは身体を癒す。

でも最初に書いた通り記憶をよくなくすので何を話したか、とかそういう肝心なところはすっぽり記憶が抜けています。何話したんだろう。

そして裕貴くんが見えた瞬間(いる………)と謎の感想を抱いていました。これまでに何回か生で見てるやんけ。でもそのくらい何度見ても顔が良すぎてまず最初に(いる………)という感情をもってしまう。しかもそんなめちゃくちゃ顔の良い男が自分に近付いてきたんですよ(写真を撮るので当たり前)そんなのやばすぎてひえってなって逃げるじゃないですか。

そう、1歩逃げたんです。そのせいで初めてのチェキは顔は近いのに身体に謎の空間が出来上がりました。

 
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寂しい空間や……わたしの右手が寂しそうや…体調もあってか、後悔したことがいくつか出来てしまったのです。実はこの次の週に今度はファンクラブ限定のチェキ撮影イベントがありました。何と当選してしまったので、この後悔は次に生かそうと決めた瞬間でもありました。そして2週連続で東京という正気かと思われそうなスケを何のためらいもなく入れてた当時のわたしもなかなか気が狂ってるなと思いました。わたしは四国にお住まいです。

帰ってきて即病院に行き、「週末大事な用事があるので今週中に治してください」とお医者様にぶっ込んだら喘息の薬を渡されました。これがめちゃくちゃ効いた。3日で治った。みんな!体調悪かったら大人しく病院行こうな!

そんなこんなで風邪も治り、前々日にフォロワーさんに岡山で似合う服を選んでもらって(ありがとうございます)先週よりもいい気持ちで東京に行きました。1週間ぶり3回目。ちなみに2017年1回目の東京はハイローランドで遊んでいました。ザランド版ザムを見た後ワタルさんの電話越しから裕貴くんの声を聞いてしにました。

 

この時のチケット番号が5番でつまり最前列で握手会を除くと至上最高に近かったです。しにそうだった。「結構話す時間あるので何話すか待ってる間に決めておいてね〜」と前置きしてくれましたが5番なので割と時間がない。至近距離で見る推しは目がとても綺麗でした。前回の記事でも書きましたが、わたしは目力のある人が好きで、裕貴くんの目なんてまさにわたしの好みど真ん中で絶対目を見てしまいます。強い眼差しを見ると目を逸らせなくなるんです。普段のわたしはどちらかというと人見知りなのもあってか人の目を見れないタイプなんですが、彼の目はずっと見たいと思う目をしています。握手をしてる時も絶対目を逸らしたくなくて多分ずっと見てました。なんだこいつと思われてもしょうがない。

前回の後悔部分だった声も治ったし、近付いてきても下がらなかったので謎空間もできていなかったし、話した記憶は残っています。

 

こういう話せる機会って、いわばその時だけは「推しと自分だけの世界」になるわけじゃないですか。だからそこで何を話したか、どんな反応をしてくれたか、とかそういうのはあまり言いたくないので詳しくは書きませんが、わたしが目をずっと見ているのと同じように彼も目をずっと合わせてくれていたと思います。人の目を見て話すが当たり前にできる方だなと身をもって感じました。でも思った以上に話せる時間が長くて最後の方は多分声にならない声を発していた気がする…きっと向こうも困惑していたと思う。申し訳ない。

この日、初めて色々なフォロワーさんと出会えました。そこまで長い時間ではなかったけど、話ができてとても楽しかった記憶があります。様々な年齢の方がいて、服の系統も違っていて、傍から見るとなんの集まりなのかわからない気がする。きっと推しを好きな気持ちがなかったら決して出会うことも知り合うこともなかった人たちだと思うので、素敵な縁だと思ったし大事にしたいと改めて思った大事な大事な1日になりました。撮ったチェキを見ては現実だ…と震えるし、この表情をした推しはわたしの手元にしかないと思うと何だか特別感ものすごいです。2枚目の方の推しくんめちゃくちゃ好きな表情してて幸せの極み。墓に入れて欲しい(その時にはもう劣化して見えなくなってるとか言わない)

 

 

裕貴くんのトークで感じたことを綴って終わりにします。

前回の記事で「肯定的に見てくれない人にも目を向けている」と書きましたが、たまにそちらに目を向けすぎていて勝手に寂しくなることもありました。すぐ後ろにわたし達がいるのに…なんてフォロワーさんと話してたりもしてました。このイベントの時に話していた「距離が遠くなったと言われることがあるが、自分はどこにも行かない」という言葉も、精神的にはそうかもしれないけど物理的に(人気が出てきて現場チャンスが少なくなるなどで)はどうしてもそう思えなくなる人もいるのではないかと感じたりしていました。でもファンに目を向けていないわけではないし、たまにSNSとか見てたら距離感近いなと思ったりするけどこれはあかんでしょなラインは超えていない気がするし個人的には俳優としての信頼がものすごいと思っています。俳優としての信頼というのは、役をやるにあたってのこだわりややり方、整え方意気込みなどなど、それを言うだけならすぐ言えますがそれをしっかり実現させているというか、こちらが「これがインタビューで言っていたやつかな?」と思ったものが本当にそうだった、という現象がまだ詳しく調べ始めてからそこまで経ってないのにすでにもう何度も感じたので、相当好きです。そういう俳優として好きだなと思うポイントがあると強みだなと思います。これは個人的な意見ですが本職は俳優なので、本人がどんな性格をしていようが素敵だな、好きだなと思う演技をしていればオールオッケーです。あとは健康に生きてください。

 

結局あんまり現場で気が狂った話してない気がする…そして今回はド深夜に更新する愚行である。

 

 

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推しを紹介します

はてなブログさんから「そろそろ更新しろや」というメールが来ましたのでじゃあ更新してやんよ!ということで書きました。

前の記事は「前に推していた人」のことを書いたので、じゃあ今回は「今推している人」の話をしようと思います。

あとフォロワーさんが最近はてなブログで推し事の備忘録や推しのプレゼンをマメに更新していてすごいなと思って、わたしの書きたい意欲を刺激してくれました。ありがとうございます、この場を借りてお礼を言います。

 

 

わたしは今、俳優の山田裕貴さんが好きです。

存在を知ったのは2014年末で、好きになったのは2017年始です。存在を知った頃の話と、好きになったきっかけのお話と、ここが好きですポイントを書いていきます。

 

 

 

今からおよそ3年半前、わたしはアオハライドという映画を見ました。恋愛映画だけども青春(アオハル)を推していたため、恋愛映画苦手マンのわたしでもそこそこ楽しめる映画でした。(吉沢亮くんがめっちゃ癒しでした)

それはいいんですよ。問題はそこからで。

なんとアオハライド、本編の最後に予告が流れました。普通本編の前やんと思うんですが、後でした。

そこで流れたのがストロボ・エッジ

アオハライドストロボ・エッジは原作者が同じ咲坂伊緒先生。連載はストロボ・エッジが先です。映画だと後だけど。なんだかこのように予告を流されるとアオハライドは前座でストロボ・エッジが本命みたいな演出でなんだよこれ…とも思いましたよちょっと。

しかしその予告で一番印象に残ったのが、安堂と呼ばれた男の子でした。

最初キャストの印象としては、福士蒼汰くん、種市先輩(あまちゃん)ブームすごかったよね、フォロワーが好きなんだよね。有村架純ちゃん、この子もあまちゃんだよね確かね。山田裕貴くん…ん……はじめまして……。きっとこれから推されて売れてくるんだな…。みたいな印象でした。

 

 
YouTube

これ実際にアオハの後に流れた予告ですけど、見てください。めっちゃ安堂くんグイグイ来ませんか!?えぇーっ正直蓮くんよりめっちゃ印象に残るやんけ!というか安堂くんって何?!主人公とヒロインの恋を邪魔する感じの人なの!?気になるわ〜〜…と見事に製作陣の術中にハマってしまっていました。

見るつもり無かったのに見たくなってきたんですよね。先程書いた通り、恋愛映画苦手マンです。アオハライドよりも圧倒的に恋愛要素満載なのは予告を見ればわかる。でも気になる、いや苦手ジャンル、でも気になる、のループでそのまま映画公開の時期になりました。そしてわたしは結局…その時は見に行きませんでした。(DVDで見ました)

 

いやあの時見に行って素直にハマっておればなとも思ったんですけど、ハマるかどうかはその時でないとわからないんですよね。現にストロボ・エッジ初見の当時、安堂拓海に惚れても山田裕貴の魅力をまだ完全に知ることができませんでした。多分、その時に見た山田裕貴の演じた役が安堂拓海しかなかったからだと思います。もちろん安堂拓海は最高でした。ビジュアルはもちろん、仁菜子に一途になり本気で蓮にぶつかった彼や、真央を許してしまう優しすぎる心には惚れざるを得ない。あと顔がいい。でもこれで安堂拓海を知ることは出来ても、それだけだと彼の演技の一部を知ることしか出来ていなかったんですよね。

これはわたしの性質の問題かもしれない。その人の色んな側面を見て「この人面白いな」って思ったらそこでドボンするタイプです。即ドボンする落とし穴タイプの人もいれば、わたしのようなじわじわと知っていきじわじわとハマる沼タイプの人もいるのではと思います。

 

そこから2年ほど経って、安堂拓海とはまた違った側面、そしてより一層深みにハマった作品を見つけることが出来ました。それがHiGH&LOWシリーズです。

 山田裕貴くんといえばどの役を思い浮かべますか?という問いだと、このHiGH&LOWの村山良樹と挙げる方が多いのではないかな。そのぐらい知名度が高いものだと思っています。

元々アクション、ヤンキーもの、抗争ものが大好きなわたしにとってハイローは見えている沼でした。これは絶対ハマるやつだから避けとこ…と思って露骨に逃げてました。2017年1月、紆余曲折あり*1ついに折れ、見ることに決めたのですがその前に予習をしました。どんな勢力があるの?どんな俳優さんが出ているの?など。フォロワーさんの話で聞いていたのもあって、EXILE系列が製作していて、窪田正孝くんと林遣都くんが出ているのは知っていました。しかしEXILE系列はあまり詳しくないし、俳優組のふたりは好きだけどめちゃくちゃハマるタイプではないので大丈夫だ…きっと大惨事にはならない…と高を括っていましたがとんでもない文字を見つけてしまいました。

 

村山良樹(演:山田裕貴)

 

アッ

 

安堂拓海くんやってた人だ…………………。

 

 

相変わらずこの人の目がめっちゃ好きだ………………。

そして顔がいい………………。

村山良樹ね……………好きだわ…………………。

 

 でも判断するにはまだ早いので、とりあえず見なきゃ…とシーズン1を3話まで見ます。

 

 

アッ

 

好きだわ………………村山良樹、好きだわ………………………………。

そこからのわたしは早かったです。

ハイロー専用アカウントを作り、絵を描いた。

この熱をTwitterにぶつけたくて、つぶやきたくてしょうがなかった。

今思うと心が空っぽだった時期を埋めてくれたのは村山だったし裕貴くんだったね…。後述しますがここでもセカイが変わっていました。

村山良樹の言動、行動、ビジュアル、背景…何もかもがツボだったのです。ずるくないですか?大柄の男達の中で小柄で細身!(普通に背高いけど)なのに1番強い!得体の知れなさがすごい!あと顔が良い!

特に好きだな〜と思ったのが、コブラちゃんとのタイマン最中に放った「何がちげえんだよ!!」という言葉です。

きっと村山良樹の得意分野である喧嘩で負けそうになって、コブラも自分もSWORDのトップのひとりなことには変わりないのに、どうして負ける?そんな思いが回って回って出てきた言葉なのかなと考えたり…すごく響いた言葉でした。

その!言葉が!アドリブだということを!知った時わたしは白目剥いて倒れました(少し誇張表現ですが実際に倒れました)

さらにシーズン1を見続けました(普通に面白くてどんどん見ちゃう)ちょこちょこ出てくる村山さんに萌えつつ気が付けば最終回。

そう、最終回で村山さんは日向紀久にあっかんべーをするのですが、これもアドリブ。

何?ハイローは台本とかないの?それとも何も書いてないの?と疑わざるを得ないぐらいのアドリブ祭り。そしてわたしの琴線に触れるシーンもアドリブ祭り。

 どうしてこうも惹き付けるんだろう〜と悶々としながらもシーズン1を完走し、そのままシーズン2も見ます。そこでフォロワーさんに「7話と8話で死ぬ」と突然死刑宣告を言い渡されました。

 

7話と8話でお墓を建てました。轟くんはずるいよ……そして村山良樹に2度も見せ場があることにも驚きました。

クローズやガチバンを通ってきたわたしならわかる……タイマンシーンなんて佳境中の佳境……華の中の華……。そんなタイマンシーンを2度も任されるなんて主人公じゃないのに凄くない?と単純に思いました。しかもEXILE系が製作しているのに彼は俳優組だし。中身も濃く、大満足の内容でした。じゃあ親の顔より見た動画貼っときますね。


YouTube

もうここまで来ると、完全に村山推しになっているわけですが、往生際の悪い当時のわたしは未だに「わたしは村山が好きなだけである。中の人にまでハマるかはわからない」とほざいていました。それから数日後、叩き落とされます。

 

当時はまだドラマまでしかDVDが発売されておらず、みんながヤバイよヤバイよ(出川感)と言っているザムが見れていませんでした。ハマったタイミング自体はとても良く、あと数日待てば発売する時期でした。それでも待てなかったわたしは他の裕貴くん作品を見てみようと思い、Amazonプライムをポチポチしていました。そこで見つけたのが闇金ドッグス」です。

見つけたときのわたしの第一声はこちらです。

 

「ワーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!なにこの裕貴くん!!!!!!顔が良い!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

そう!山田裕貴は顔が良いのです。本人は顔だけじゃない心イケメン俳優と仰っていますがとにかく顔が良いのは事実なのでわたしは顔が良いと遠慮なく言っていきます。

 

そんな顔の良い裕貴くんが演じている安藤忠臣なのですが、彼を生きている時の裕貴くんは特に顔が良い気がします。これはただのわたしの好みかもしれませんが。この作品に関してはとにかくよく作られている作品だなという印象でした。ウ○ジマくんほどめちゃくちゃぶっ飛んでいるわけでもなく、ミ○ミの帝王ほどどこか哀愁と温かみを感じるような雰囲気でもなくちょうど中間のような。流れで見ると淡々としていて救いようのない者はどこまでも救いようがない、そんな気分にさせてくれる作品です。明るく見れるものでは決してない。しかし1作目のクライマックスシーンだったり3のス○ッとジ○パン的にヒーローみたいに現れる忠臣さんだったり、見ててどこか爽快感を感じるところもあります。

そしてわたしが1番「すごい……」と思ったのが(この作品見てる方ならわかってくれると信じる)、「忠臣さんが元部下の男に銃を咥えさせられ屈辱のポーズをさせられながら涙を流す」シーンです。

 

(いやいやいや、え?何?わたしは何を見せられているの?え?銃フ○ラじゃんこんなの、これ他の人普通に見てるの?何?お預けやってなに?次郎さん、何がお預けなんですか??え?忠臣さんが泣いてる……………………………………)

この涙、後に演技じゃなくて自然と流れたということをどこかで見たんですけど、これでわたしは完全にこの人の演技が好きなんだなと気付きました。わたしがここが好き、この言葉が好き、この行動が好き、と思ったものの殆どは彼が出したアドリブだったり自然と出たものだったりするんだから、演技が好き以外の何ものでもないなと思い知りました。

それ以降はとにかく色んな演技が見たいという気持ちが大きくなり、今見れそうなものは片っ端から見ていこうと色々手を出してました。そのときは本当に楽しかった。今も楽しいけど、やっぱりハマりたての頃の楽しさは異常。何を見ても発見だらけなので、何にも替え難いものです。初見は1回しか訪れませんからね。初見に戻りたいと何度も思う。

 

その後も本人のブログやTwitterを見てはにこにこしたりざわざわしたりするお仕事をしてます。彼の紡ぐ言葉は熱くて重くて深くて純粋な言葉であると思っていて、散々顔が良いと書いてきましたが、顔を知らなくて文章のみ見ててもきっとイイなと思っただろうし、何なら辛めの顔から出る甘い声も好きだし月イチで出るしんどそうなツイートや例のブログ記事(2018年の誕生日前に投下された爆弾)を見ては何度もスマホ割りてえ〜〜と思ったりもしましたがそれもまた彼の個性であり1つの魅力なのではと思います。人の好みは千差万別だしめちゃくちゃハマる人もいれば全くハマらない人もいるはずです。それでも自分を肯定的に見てくれる人達だけでなくなるべく全てに目を向けて、自分がいることで少しでも世界を変えられる人間になると目標を掲げている彼を見ていると、自然と「これからも見ていたいな」と思わせてくれるところが最もみんなに知って欲しいところだし推しの良いところだよと言いたいですね。ちなみにわたしは目力が強い人が好きなので裕貴くんの目はドンピシャに好きです。というわけで特に好きな顔のパーツは目です。顔が良い。

 

 

今回はハマった経緯を書きましたので、次は現場で狂った話書きたいなー!遠征の民になってしまった。ある意味推しはわたしのセカイを変えているよ。もはや生きる希望なので幸せです。

 

最後に写真集重版(2回目)おめでとうございます!!また我が家に写真集が積まれますので、宣伝芸人頑張ります。

 

 

 

 

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*1:前推しの引退があり心が空っぽ時期

後悔した話と今の話

 

 

10月17日、相棒の新作が放送されていた。反町隆史さんが相棒役を続投していた。

中盤で回想に甲斐享が映った。わたしは甲斐享を演じていた成宮寛貴くんのことが約10年ほど大好きだった。

この記事は彼の話とわたしの心境になります。

 

 

 

まず、引退したのにこうやって回想でもガッツリ映ることに驚いた。前シーズンの相棒でも出てきたりしていたが、その度に驚いた。

引退したら基本的に本人から許可を取らないと映像は使用出来ないと思う。そこら辺は詳しくないので憶測だけれども…。この考えの通りならば、彼は映像を出してもいいよと許可を出している。彼は「成宮寛貴」を殺したわけじゃないのかなと感じた。わたしはそれだけでも号泣してしまうぐらい嬉しい。

 

わたしの知る限りの彼は、俳優としての「成宮寛貴」と、「彼自身」をハッキリと分けて生きていた。表に出ている際は決して「彼自身」を見せず、表用の姿でいた。あっけらかんとしていて爽やかで礼儀正しく、大人と子供の狭間で揺らいでいるような少し危険な色気も感じる素敵なお兄さんだった。

そんな彼から「俺の内面には絶対に近付くな」というオーラを感じていた。暴かれたくないものは誰にだってあると思う。それは表に出る職業をしていても同じで、同じ人間なのだから当たり前だと思う。だから詮索なんてしたくなかったし、興味もなかったです。

周りの評価で、「彼は私生活が謎めいている」「噂がたくさんある」「でも不思議とプライベートを撮られない」という声を聞いた。

常にバリアを張って、周りと自分の思う「成宮寛貴」を生きていたのだと思う。わたし自身も俳優としての彼が好きで、それ以上でも以下でもなかった。演技が見れたらそれで良かった。

 

でも、ある日突然それが破られてしまった。

唐突に週刊誌に記事が載り、唐突に訴訟沙汰になろうとし、唐突に引退した。この出来事はわずか一週間ぐらいで起こったと記憶している。本当に突然だった。

何が起こったのかがわからなかった。

でも「わたしの大好きな彼はもうこの世にはいない」という事実がじわじわとわたしの心を襲い、わたしの生き甲斐を取られてしまったのだと感じた頃には一生分の涙が出たんじゃないのか、もう涙腺は枯れたんじゃないのかと思うほど泣いたと思う。

(お恥ずかしいことですが、わたしは盲目的な程に好きだったので他に好きな俳優さんはいたけれど、それでは全く心を埋められず、一時期ドラマを見ても彼ではない俳優さんが演技をしているのを見ることすら嫌になっていました。こんなに重い気持ちを持っていたんだなあと彼を失って初めて気付きました)

 

いや、このような書き方では彼は死んだような表現になってしまってますが、本人は生きているんですよ。インスタも元気にやってますよ。可愛いですよ。インスタグラムの中での彼は、幸せそうにしているしそれを見て癒されています。でも、「俳優の成宮寛貴」はもういない。死にました(表現が過激になってしまいましたが、わたしにはそう感じました)先述の通り、わたしは私生活で何やってようがどんな性格をしていようがそんなことなどどうでもよかった。わたしの推しスタンスは徹底して内面や私生活を探らないし関心を持たない主義というわけではないし、実際内面も綺麗な人なんだろうなと思ったりもする。成宮くんも過去の経歴からするとすごく努力家で家族想いなんだろうなと思う。しかし成宮くんに惹かれて推していた理由はそれではなく、やはり演技であり俳優としての在り方だった。プライドと期待を背負った彼の姿。フレンドリーそうな雰囲気をしていながら誰も信用していなさそうな危うい雰囲気。ギラギラした目。それを見せてくれていた彼がいなくなってしまったのだ。だから悲しいし悔しい。

 

引退表明文は未だにトラウマである。読むことは出来る。けど、これを書いている時の彼を想像するとわたしも耐えられなくなる。彼が守ってきたものを壊されそうになったから、こんなことで壊されるぐらいなら自分から去る選択をしたのかなとまた勝手に妄想してしまう。記事の通りのことを実際にやっているかやっていないか。やっていたとしたらきちんと裁かれるべきだし、やっていないのなら…それこそやりきれない。結局これは真相がわからないままで(検査をしたら陰性だったけども)素人の自分が考えても野暮な話。

 

でも、自ら去る選択をしたということは、成宮寛貴に関わる人たちを守ったことになるとわたしは思った。過去作品が今も配信されているし見ることができる。相棒に回想として出ている。これができているのは彼がその選択をしたからだと思うし、未だに「成宮くんがいなくなって心に穴が空いている」「戻ってきて欲しい」と切望されているのも彼が今まで俳優として生きてきて、愛されていたことの証拠だと思う。何も残せていなかったら、極端な話だけれど「そんな俳優がいたの知らなかった」「知らないからどうでもいい」で終わっていたと思う。少し話題になって後はサラッと忘れられていくのだと思う。知られていないことは残酷だ。

引退してもうすぐ二年経つのに、定期的に彼の話題が挙がり好きだったという言葉を見ると嬉しくなる。時が経っても彼の功績は大衆の心の中に残り続けている。もちろんわたしの心の中にも深く深く残っている。

 

 

わたしは今、山田裕貴くんという俳優を追いかけています(このブログのトップにも書いているし、もしこの記事を読んでいる方がいらしたら、過去文で彼の作品の感想や現場旅行も少しだけですが書いてるのでもしよかったら見てくださると嬉しいです)

 

そんな彼が、とある記事で挑戦してみたい役トップ3の中に成宮くんの役を挙げていた。

 

 
“どクレイジー”で型破りな配役を熱望!?山田裕貴が挑戦してみたい役柄BEST3 - ランキングBOX

 

この時わたしはとてもとても感動してしまった。裕貴くんの中にもしっかりと彼の生きた人物が生き続けているんだなと思うと嬉しい以外の感情が出てこなかった。そしてわたしも裕貴くんと同じように思った。「あずみ」での成宮くんは、何が何でも立ち上がってやる、一見仲間を信じていなさそうな一匹狼だけど、実は心の中では仲間を思う気持ちを宿し熱い心を持っていた。そんな気迫をバリバリ感じたし、きっと成宮くんもそんな人なんじゃないのかなと思った。

裕貴くんの演技は「役を生きる」をモットーにしている通りの生命力を感じたし、そんな「演技に体温を感じる」タイプだからこそ惹かれたのかもしれない。成宮くんもそうだったから。

 

 

心に穴を空けたままではなく、新しく推しを見つけられたことは幸せなことだと思う。彼はあまりにも突然引退したため、事務所にメッセージを送ることも出来ない、送る手段もない、今まであまり好きという発信もしていなかった。そのことが引退して最も後悔した部分だ。

推しはいつ引退するかわからない。明日突然いなくなっているかもしれない。もしかしたらこれを書いている間に誰かが引退しているかもしれない。いくら推しが「生涯俳優」と宣言していても、こればかりはその時になってみないとわからない。

 

じゃあ、今自分に出来ることをしていくしかないんじゃないか。

それが成宮くんから教えられたことです。もうあんな後悔はしたくない。だから、今俳優として生きてくれている人たちに感謝しなければならない。彼らが俳優をしてくれている限り、彼らの俳優人生は終わりません。

ならわたしは、俳優をしてくれている間に感謝を、好きな気持ちを伝えようと決めました。もちろんあくまでこちらは見ず知らずの他人なのだから、礼儀を持って伝えることは忘れてはいけない。ネットでも、お手紙でも、気持ちを伝えられる手段があるのなら大変ありがたいことです。赤の他人なのに気持ちを伝えられるんですよ?これって結構すごいことだと思うんですよ。

わたしは趣味でイラスト描いて載せてたりするんですけど、それでフォロワーさんに好きですと言われた時、めちゃくちゃ嬉しいですもん。もっと頑張ろう、好きと言ってくれる人のために描いてみよう。そういう気持ちになります。

きっと俳優さんもそうじゃないかなと思う。好きな気持ちを伝えられて嬉しくない俳優なんてほとんどいないと思う。だから好きという気持ちは人を動かすと信じて、これからもお手紙を書いてリプを送り続ける。

 

 

俳優さんに限らず、誰か好きな人がいる方へ、伝えずに後で後悔なんて、本当にもったいないです。後悔して欲しくないです。だからもしこの記事を読んでくれた方の背中を少しでも、押すことが出来たら大変光栄です。

 

わたしも昔後悔した分、今を頑張ります。

読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

映画「孤狼の血」(ほぼ日岡の話)※5.25追記

タイトル通りです。元々松坂桃李くんが演じる日岡が楽しみで見に行ったんですが、期待を余裕で超えてきたのでびっくりしました。日岡の他にも沢山のカッコイイ男達がカッコイイ信念を持ってカッコイイことしてる映画ですよ(笑いもあるよ!)この映画の主なターゲットは男性だろうと思っていたので座席周りがおじさんだらけでも納得しました。

 

1言で言うとわたしはこんな映画が好きだ!

以下感想です。ネタバレ注意!!

 

 

 

 


映画『孤狼の血』予告編

 

 

 

↓↓↓↓

 

 

この映画は主に日岡の視点で語られているので、感情移入のしやすさは日岡がダントツだと思う。

過激な取り調べや行き過ぎた捜査を平気でやってのけるヤクザよりも暴力的な大上のバディ兼監視をすることになった新人刑事の日岡。最初は大上の行き過ぎた行為に振り回され大上の行動が理解出来ず反発しつつも、大上と行動していくうちに日岡の中にある「正義」というものの考え方や今自分が見ているものへの感情が変わっていく。

 

日岡の核は「変化」。パンフレットのインタビューで大上役の役所広司さんが日岡のことを「濁った水を飲まされている」と表現している。

 

大上と離れるまで、日岡はずっと受け身だった。大上と離れてからの日岡の暴れっぷりは凄まじかった。ずっと濁った水を飲んで飲んで……大上の真実を知って、想いを受けて、大上という一匹狼の血を継いだ日岡はまるで序盤の新人刑事だった頃とは別人だった。

 

その変化が、目、口調、喋り方ではっきりわかる。だんだん髭が生えてきて、目は据わり、どんどん大上化していく。梨子ママから真実を聞いた後、日岡の頭の中で全てが合致したであろう瞬間に出た笑顔がわたしは怖かったし、あの瞬間がとても好きだ。そこからの日岡無双。最高!!

(オタクとしては日岡はボコボコにされるしボコボコにするしキスもするし酔っ払うしずっとスーツだし血に塗れるし嘔吐もするので大満足でした。見たかったやつ全部やってくれました。ありがとう…ありがとう…)

インタビューを見ていると、日岡が変化していく過程があり、それをどう繋げていくか。桃李くんはそれを逆算。計算しながら挑んだと書いている。でも結局日岡とともに現場を歩んだ。計算しててもそこで何が起こるかはわからないし、目の前にいる大上さんの背を見ながら、生まれた感情を元に日岡を積み上げたとも。だからこそ日岡の変化がナチュラルでその上強固なものだったのかなと思った。そしてそれって役を生き抜いていることにもなるよねと…。

撮影当時のマネつぶを見ていたときは(去年の今頃?)、精神がすり減るほど大変な現場なんじゃないのかこれ!?って思ったほどハードそうだなと感じたんですがパンフレットのインタビューで苦労したところはあんまり覚えてない(笑)って書いてたので「そういうとこだぞ!」って思いました。

 

 

  •  大上さんと日岡刑事

最初に書いた通り、この映画は日岡視点で進むので大上の過去や大上の真意は詳しく語られない。でもわたしはそれでいいと思った。大上の綱渡りの綱はきっと日岡と出会った時からもう切れかかっていたのかもしれない。

しかし綱渡りの綱が途中で切れたとしても、日岡が継いでくれるとどこかで感じていたのかもしれない…。最初は監視する側される側だったのに、最終的には父と息子のような関係性になるのが泣ける。2人が腹割って話すなどのシーンはそんなにない。どちらかといえば日岡が反発し大上が日岡をいなしてそのまま持っていく感じ。そうやって振り回し続けながらも大上は日岡を使い捨ての部下として思ってるわけでもなく自分のやり方を見せることで日岡に理解してもらおうと思ってるわけでもなかったと思う。最後まで自分からは語らずに去って行ってしまった。大上が書き加えたノートを見た日岡の涙がたまらなかった…。

 

 

  • 大上さんのジッポライターがまさかここまで重要とは

血を継ぐという表現を視覚化するとしたら、このジッポライターかな?大上がこのライターを手にした時から事が大きく動き出した。

日岡、煙草嫌いそうなイメージがあったけどラストシーンでそのライターを使って煙草を吸い出したところで手が震えました。

 

 

  •  大上さん

大上さんははっきり危険な人物だし、反発してる者もいる中で、そのやり方に理解を示している者もいれば恩を感じている者もいる。自分からは語らない姿勢が本当にカッコイイ。役所広司さんは流石の存在感。すごく強面だしすごく怖いし。呉弁怖い。でも段々日岡を見る目が父親のように思えてきて。飲みに誘ったが断られてしまったのが日岡との最後の会話になってしまった、というのが泣ける。

 

大上さんにも日岡刑事にも他の人物にも言えるけど、各々自分の正義がはっきりあって、それを貫いているからこそ孤狼の血の登場人物はひたすらカッコイイのだと思う。己のメンツを保とうとする人物だってそれが「自分の正義」なのだから。

 

 

  •  永川恭二

わたしが孤狼の血を見る前に気になっていた人物が日岡とこの永川。登場シーンで耳を食べるという超凶暴な狂犬と紹介されていてもうワクワクが止まらなかったです。そして中村倫也さんなので。

耳食べた次のシーンで包帯巻いて出てきたのでなんか急に可愛いな…と思ってしまった。その時日岡も包帯巻いてたのでなんだろうこのシンクロは…と戸惑った。

狂犬だけども怒りが爆発しそうなタカシを静止したりと冷静な一面もあるのにきゅんときた。(きゅんとする映画ではない)あと目の周りがほんのり赤くなってるのもキャラデザ天才かよ…と思いました。

 

鉄砲玉としてクラブを襲撃しその後自首。その時電話を取ったのが日岡だったのにはきっと意味があると思う。電話ボックスで煙草を吸う永川が色っぽすぎた。

 

 

  • 笑えるシーン

バイオレンス描写満載だけど、笑えるところもしっかりあった。  

 

・善田(岩永ジョーイくん)

彼は養豚場で働いてるけど大体小物感があるセリフを吐いたあとボコボコにされる。そして態度が憎たらしさ満載。特に2回目の日岡への挑発はそら日岡ブチ切れますわ。その時の日岡の暴力は本当の「暴力」で、空手の型でもなければ警察官としての体術でもない。ただ一心に殴っていた。その時の日岡の目が好きすぎる。

 

・豚と2ショット

ま、まさか豚と松坂桃李の2ショットが見られるなんて思ってもみなかった…狼という字が入ってるのに出てくる動物は豚…なんなら最初のシーンから豚……

 
・ガチ真珠

舞台挨拶で真珠の話題で持ちきりになるぐらいの名(迷)シーンだと思う。宣伝文句の「警察じゃけぇ、何してもええんじゃ」もここで使われます。

そしてその真珠のおかげで日岡は警察の思惑を知ることになる…。

 
・途中娼年かと思った
途中から娼年が始まったのかと思った。

まだ公開されてるから娼年孤狼の血がはしごで見れるなんてなんて贅沢なんだろう……。

 

  • 血湧き肉躍る映画

桃李くんが好きな映画を語る時によく言います。でも孤狼の血はその言葉をよく体現したものだとはっきり感じた。

 

これ、恋文を書いたライターさんが表現してました。わたしは心底同意しました。

 

 

 

水って何にでもなれると思っていて、身体にいいミネラルウォーターにもなれば、逆に身体に害を与える毒水にもなる。桃李くんは普段は謙虚で、言葉をしっかりと考えて紡ぎ出すし礼儀正しいと評判がある。それは不純物のないサラサラとした水に例えてもいいんじゃないかなと思える。しかし役が入ればこの日岡のように濁った水を飲まされ不純物が混じりあった水にもなれるし、劇薬のような飲むと即効でこちらがぶっ倒れるような過激な水にもなれるし、ひたすらに癒しを与えてくれる温泉のような水にもなれる。そして役が抜けると濾過したように元の綺麗な水に戻るのだ。こんな的確な表現をしたライターさんにお礼の品を贈りたいぐらいです。松坂桃李綺麗な水です。ただの水ではなく、綺麗な。

 

水は何にでもなれるからこれからもどんな顔を見せてくれるんだろう、と何か新しい作品が発表される度にワクワクします。この孤狼の血も本当に楽しみにしてました。蓋を開けたらわたしが思っている以上に強く逞しいものが待っていました。桃李くんの新しい役を見るといつも『また桃李くんの違う一面が見れたな』と思うんですが、彼は一体何面持っているんでしょうか。引き出しがMUGEN。

 

 

 【5.25追記】

早くも続編が制作決定になりました!!

 

 

 

あのラストシーンの日岡の続きが見れると思うと、まだ制作発表した段階なのに早く見たいと思ってる……。凶犬の眼、読みます……。

しかし肝心の彼は今連ドラの撮影をしつつ舞台稽古をし、その後また来年の舞台もあるし(その間に解禁してないものの撮影が何個かありそう)、いつ…いつ撮るんですかね……………………そして役所さんのコメントがどこか他人事で、コメントを見た後の第一声がえっ、出てくださいよ…」でした。

大上はもういないけど、日岡の中で生き続けているじゃん。日岡が何かに躓いた時、日岡の中のガミさんが呼びかけてくるみたいなそんな感じでどうですか!?!?

あと革ジャンというワードを見たんですが日岡が革ジャン着るんですか?あの日岡が?そんなんわたしの命日です。以前は来年の朝ドラの「なつぞら」を見るまで死ねないって言ってたんですが、孤狼の血の続編の公開は多分なつぞらより後だと思うので、寿命が伸びました。平成を終えても生き続けます。どこまでも推しに生かされている。

 

 

 

 

 

 

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