何か書けたら書いてます

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轟洋介に人望はないのか?(HiGH&LOW THE WORSTを見ての話)

 

HiGH&LOW THE WORSTが公開され、わたしのTLではそれについての反響が凄いです。感想を書こうかなと思ってたけど、書きたいことが多すぎて逆に筆が乗らない現象が起きているので、先にタイトルのことについて書いておこうと思います。内容は短いです。わたしは轟くんのことは好きなキャラクターだけども熱心に推しているわけではないので見当違いのことを書いていたら申し訳ないです。

 

 

 

 

巷で轟くんを説明するときに『轟には人望がない』と表現されていることを見かける。

果たして本当に人望がないのか?ということなんですけど、わたしから見ると轟くんに人望が『ないことはないよな』と思います。

ハッキリあるよ!!!とも言えないタイプではあるけど、だからといって人望がないはずはないよ!と思う。

 

 

そもそも人望とはなんなのか?調べると、

 

他人から寄せられる信頼・崇拝・期待の念。

 

と出ました。

 

なら轟くんにずっとついてきてくれている辻と芝マン、轟くんのことを過去の自分と重ね合わせたり、目をかけている村山さんがいる時点で人望0じゃないじゃないですか。後々に楓士雄とも話すようになるよ!

 

辻と芝マンが轟くんの後ろを勝手についてきてるわけじゃない。ハッキリ理由があって『轟と関わろう』としているわけで。

 

轟くんが転校してくるまでは辻と芝マンが全日の頭を張っていた。そんな自分たちが不良を見下す優等生風の男にあっさり負けてしまい、悔しいという気持ちよりも、驚いたという気持ちが大きかったように思う。

その確かな実力と、『SWORDのてっぺん取るんだよ』と真剣な顔で言う轟を実際に見て感じたから2人は轟の下につこうと決めたんだと思う。

 

それって立派な信頼じゃありません?

 

轟に実力と信念、どちらか片方しかなかったら、きっと信頼までは行かなかったのではないかと。

 

司が『村山さんにはついても、轟にはつかない』と言っていたのも、轟の実力はわかっていても、轟の持っている信念が司に伝わっていなかったからだと思う。

 

辻と芝マンはその後実際に村山さんとのタイマンを見ているし、3人で他の高校に乗り込んだこともある。3人で紡いでいった道があるから、ここは強固な信頼関係が築けている。

 

きっと轟に人望がないと言われてしまう理由は、強固な信頼関係がここで完結してしまっていたからなのと、その信頼関係が出来ているところ以外には伝わってないからかなと…。

 

村山さんが轟くんを過去の自分と重ね合わせるシーンがありますが、村山さんがコブラちゃんと戦って、話をして、そこから気付くことがあったように、轟くんも村山さんと戦って話をして気付くことがあったのだと思う。

 

デコピンしたり、お説教したり、もう一度タイマンしたり、村山さんは色んなことしてきたけど、こんなに手をかけてるの轟くんしかいないからね!?!?轟ちゃん、これで成長しねーかなって思いながらアドバイスばら撒いてると思うと轟くんはこんなにも信用され、期待されてるんだよな…と思うのです。

 

人望がない人の特徴として、

 

話を聞かない、意見を取り入れない、自分勝手

というものがある。

 

轟くんにそんな印象はない。全日で実力トップと言われ、トップ=リーダーと考え、村山さんに頭やめろよと言いつつ3人で行こうとしてるところを知るやいなやダンプカーで鬼邪高の生徒連れて追ってきたり君主論読んでる子ですよ。村山さんが肩組んできたら避けるけど。

自分に何が出来るかを考えて(それが結果的に間違ってたとしても)行動に移したりすることが出来る。ただそれが周りに伝わらない。

 

じゃあ轟くんには何が足りなかったのか、それは誰かに相談することだったのではないかと、轟くんが楓士雄と関わるようになってわかったような気がしました。

 

ザワ、かなり好きだったんですけど、不満というかこれは欲しかったな〜ってものがないわけではなく。そのひとつが轟と辻と芝マン3人の会話。ここの3人に一切会話がないはずがないよね!?

鳳仙と争うときに、辻と芝マンは楓士雄に呼び出されたこと、轟くんに話したのだろうか…

 

個人的には楓士雄に鳳仙との喧嘩を相談され、喧嘩を手伝えと頼まれたことで、村山さんに言われた、自分に足りないものが何なのか気付くことが出来たのかなと思いました。

 

今までどんな不良相手にもずっと1人で、若しくは3人で行っていたもんね。実力的にそれで充分だからだったのかもしれないけれど。

 

そして楓士雄も、轟くんと関わることで頭になることの意味とまだ続く険しい道を経て、いずれはてっぺんの景色を知ることになるのかなと。

 

轟くんは頭になる実力があるけど、頭に向いてるタイプではない、楓士雄は頭の器はあるけど実力的に頭には遠い。轟くんがあっさり全日のトップじゃなくなるのは嫌だし、でも立ち位置的にどうなるのかっていうのがすごい不安点のひとつだったんですけど、落とし所としてよかったんじゃないかとわたしは思います!

 

 

余談ですが鳳仙との喧嘩が終わったあと河原で鈴蘭の話をしたときの楓士雄の反応と轟くんが拍手するシーンが大好きです。

 

最終的には楓士雄に肩貸すぐらいまで距離が縮まっているのも、全日の子達が笑い合ってるのも、その輪の中に轟くんがいるのも、轟くんが自分なりに答えを見つけて進み出したってことなのかなと思った。

 

最初に戻るけど、

轟くんに、人望は、あるよ !!!!!!!!!!!!!(大声)

 

 

村山さんが轟くんにデコピン、轟くんが村山さんにデコピンポーズ、村山さんが司にデコピンポーズ、轟くんが楓士雄にデコピンポーズ、とデコピンが渡っていくのも好き。実際デコピンしたのは最初だけ、っていうのも、最初のデコピンがアドリブなのも、生きてる…と感じられるので好き。村山さん周辺全部アドリブなんじゃないかと錯覚してしまうぐらい意味わかんない、好きです、好きが止まらない(結局その話)(ぐるぐる目)