何か書けたら書いてます

何か書けたら書いてます

村山さんの話

 

今まで推しの一部の役について書いてきたけど、事の発端である村山さんについて書いたこと無かったなあと思ったのでここに書いておこうと思う。ハイローの新作が公開されてちょうどいいし、ちょうど…いいし……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この前、本物見たんですよ。

 

とち狂ってません!村山さんはHiGH&LOWに登場する架空の人物じゃありません!いたんです!村山さんいたもん!いたもん!

ぐるぐる目で頭の中で村山良樹は実在すると暗示をかけるわたし。

わたしは村山良樹という人物が本当に好きで、実際にいたら間違いなく惚れてしまうからフィクションのキャラでよかったーと思ってたのに……思ってたのに……

 

ちなみに村山さんというのはこの動画に出てくる真ん中に立ってバンダナしてる人です。かっこいいでしょ〜!

 


HiGH&LOW Special Trailer ♯3 「鬼邪高校」 - YouTube

 

この人が所属してる鬼邪高校が舞台になった映画が公開されました。クローズの設定も混じってるまさに夢の共演です。この記事ではこの映画の内容についてはそんなに書いてないので別の記事で書きたい。

 


映画『HiGH&LOW THE WORST』10月4日(金)全国公開(予告編) - YouTube

 

 

 

(ここから先はテンションと頭がとち狂ったことばかり書いてるので今が回れ右チャンスです!オタクは気狂い!)

 

 

 

 

 

時は遡って2017年1月。

このあたりの話は以前推しを紹介する記事で書いてますが、この時に運命の出会い(笑)をします。

 

まずわたしは2016年10月~12月までやってた砂の塔っていうドラマを見てました。

そこには岩ちゃんこと岩田剛典さんが出演していて、砂の塔はサスペンスドラマだったんですけどその岩田さんの役がずっと『怪しい』と思ってました。

わたしの中で岩田さんといえば、クローズに出てた頃が初見ですごくゴツくてゴリゴリのEXILEだ!と思ってたぐらいなんですけど気付いたら植物図鑑のような爽やかキラキラ系の雰囲気に変貌を遂げてる人だっていう印象です。あとハイローに出てる。

そのハイローに出てるってところに引っ掛かりを得て、『岩田さんの役が犯人ならハイロー見よ』という意味わからん賭けをフォロワーとしてました。

 

結果犯人だったので、年明け一発目に見ようと決意したところが全ての始まりでした。

なので元凶は岩田さんなのかもしれない。岩田さん、ありがとう……。

 

当時はまだドラマ版しかDVDが発売されてなかったため、セオリー通り1から見ました。

と、その前にちょろっとどういう感じのキャラが出るんだろうっていう予習をしたのですが。

 

そこで村山良樹に出会ってしまいます。

まずわたしは山田裕貴という名前に引っかかってしまいました。ストロボの安堂くんだ!でも全然顔が違くて同姓同名の別人かと思いました。本人や!

お恥ずかしながら、わたしは当時彼の他の役を知らずイメージが安堂くんのままだったので、マジで混乱した。後にカメレオン俳優って言われてることを知って納得した。

学ランでバンダナして目力バチバチでちょーキャラデザしっかりしててかっこいいじゃんこの人…。多分ハマるならこの人か日向紀久って人だなって漠然と思ってました。

 

そして簡単な予習を終えて年明け一発目に見ました。

 

結果、見て3日でハイローアカウントを作成してズブズブにハマりました!はや!

わたしの村山良樹好きを決定づけたのは、シーズン1の3話『山王連合会VS鬼邪高校』の回です。というかもうほぼこの回の話です。

 

いや〜序盤の掴みとしては最高ではないでしょうか????エッ?カチコミテンション上がる!アクションすごい!タイマンだ!ああっ!コブラの足どうなってん?村山さん負けちゃう!みたいな頭の悪いリアクション取ってて気付いたら終わったのでこの回をループしまくってました。

 

というか、村山さんって小柄で細身(178センチの成人男性)だから身体大きくていかつい集団の中にいるとそれだけで異物感があるしわたしはそういう得体の知れなさや不気味な雰囲気を出している子に惹かれる。あと声がいい。すごく。ゆるい間延びしたような話し方をするのにキレるとドスめっちゃ効いてるしトゲがあるしで『ああ、この人はヤンキーだった』っていうことを思い出す。

喧嘩してる時の片方の口の端を釣り上げて笑う表情が好きだし、喧嘩中に楽しくて笑いが零れるところも好き。自分の顔を殴って挑発するのも好き。殴られれば殴られるほど強くなり、寝てないほど強くなるとかいう独特で不気味な設定や、前述した普段の間延びした言動。やることなすことすべてツボだし、喧嘩が強いことに明確な理由がなく、『才能』で片付けられるところも理不尽で好き。100発殴られる荒行をやり遂げるだけでも凄いのに、後全員倒すのは普通にこわい。でも殴られっぱなしじゃこっちの気が済まないから倒す。そんな行動を取って鬼邪高をまとめたのが最初の村山さんだったけど、彼は作品が続くにつれ、心境や服装が変化する。その変化が丁寧で唐突感がないから、段階を踏んで村山さんなりに悩んで考えながら答えを探してるんだなあと自然と思えました。

 

 

『全員喰ってやる』

そんな気持ちで臨んでいたという山田裕貴くんのインタビューを見ました。

 

ああ、わたしが村山さんに惹かれたのはそこなんだ。と腑に落ちた。

ギラギラした目と野望と他を寄せ付けない、危うい人。

そんな人が大きなきっかけを経て心身ともに成長していく過程がどうしても好きで、村山さんはまんまそのタイプでした。

 

全員喰ってやる、ってギラギラした目をもったトゲのあるキャラが1回負けて、そこから悩みながら自分には仲間がいること、ひとりじゃなくその仲間とてっぺんの景色が見たいことに気付いて一皮剥ける展開

それって一歩間違えたり詰めが甘いと『村山良樹、随分丸くなったなあ』とか、『牙を抜かれた獣みたいで魅力がなくなった』って言われそう。

でもそうならずに個としての強さを保ったまま成長して行ったのが本当に魅力的で、一人の人間として厚みがあるなあと思ったのはそこです。ずっと村山さんについて行きたい…

あと殴ったあと痛そうに手をぶんぶんしてたり、殴られたらいってぇ…って言ってるあたり、痛みに疎いわけじゃなくしっかりと痛みを受け取った上で殴ってるのがわかるし、それで100発耐えて全員倒すのはやっぱりどうかしてる(ハイローくんはそんなどうかしてることがたくさん起こります)

痛みを知るからこそ優しくなれると天下のハイグラ様が言っていますが、まさにそれで。戦ってる人はみんな痛みを知っている人達なんですよね。

 

 

聞こえは悪いかもしれないけど、最初の台本と展開のままだと村山さんは、鬼邪高のみんなは、物語と山王連合会の最初の壁としての舞台装置でしかなかったと思う。実際3話が終わったらフェードアウトするらしかったので。

でもそうさせなかった。『鬼邪高を良いチームにするぞ』と山田裕貴くん、鈴木貴之さん、一ノ瀬ワタルさんを筆頭に発起したからだ。

その結果、ひとつのエピソードで終わるはずだったものの中ですごく大きな爪痕を残し、未来を開拓した。

印象的なのは、村山さんの『俺とお前、何が違ぇんだよ!!』という魂の叫び。わたしもこのセリフで雷が落ちてどうしようもなくこの人が愛おしくなった。この人が好きだ。狂気を孕んだ不気味な男にも悔しがったり悩んだりする側面があり、一気にキャラとしての厚みが増したと思う。

 

このセリフはアドリブなので、まさに裕貴くんが切り拓いたものと言っても過言じゃないと思う。

このシーンの前にたくさんいる生徒役全員に『見ててください』と頭を下げ、気合いのこもった死闘を体現した話を聞いて本当にこのひとは俳優としてこの仕事と携わっている作品に対し愛を込めて役を生きているんだなと思ったし、そういう人だから周りが影響されるし、道を切り拓けるんだと感じた。

愛がある人の周りには愛が集まってくると思っているので、まさにこの作品は愛が溢れるものになっているんだとも思う。

 

村山さんの行動で自身の心境が変わっていく古屋くんや、村山さんを慕ってやまない関ちゃんも鬼邪高の発展にはなくてはならない存在だし。絶妙な関係だね…。

わちゃわちゃしてるのを見るとどんなシーンでもほっこりしてしまう。そんなゆるいシーンもあの3話を経て可能性が広がったから出来たことだろうし、3人だからできる空気感で見てて楽しくてしょうがないです。

 

この回がきっかけで、終わりかけた鬼邪高の物語がまた展開していった。

 

みんな大好き轟くんも、映画の展開も、今回のTHE WORSTも、この回がなければ存在しなかったと思う。ないってことは『行くぞテメェら』もデコピンもじゃじゃーんもあっかんべーもあれもこれもそれもなかったってことで、こわい。挙げたやつ全部アドリブなのもこわい。

裕貴くんの口から自然と出たアドリブが評価され、次の台本にそのアドリブが使われていたり、予告で必ずそのシーンを使っていたりするんですよね。

『あまりにも行くぞテメェらが使われすぎててそれしか言わない人みたいに思われる』って発言はさすがに笑うけど…笑

 

ワタルさんが、裕貴くんの姿を見て『俳優は個人プレー』という今までの考えが変わったと仰っていて、公輝くんが村山と轟のタイマンシーンが1番好きだと公言していて、そして壱馬くんが村山の存在が1番のプレッシャー、裕貴くんが認めてくれて安心したと答えていて。

村山良樹の残したものって想像以上に大きいし、たくさんの人の心に残ってると思う。

村山さんは先輩として、大人としてしっかり後輩の壁になってるんだよね。

 

そんな村山さんがTHE WORST episode.0で高城司くんに、『ボスとリーダーの違い』について説いていた。

 

村山さんの語る『ボス』は昔の村山さんそのもので、力でまとめあげた鬼邪高は仲間との強い繋がりを持っていた山王連合会に敗れてしまう。

自分だけ強ければいい、そんな個の力だけでまとめあげたものは、結局独りよがりになって崩れ去ってしまうものなのだろう。

だけどリーダーは、仲間がいることの強さを知っているし、繋がりや信頼があるから周りもついて来てくれる。

これは村山良樹の歩んだ道で、その道を『上に立つ者』、『リーダー』として後輩に示しているんですよね。きっちり示し導くことは大人の役目だし、このときから村山さんは大人になろうとしていた。このドラマに続く映画WORSTではより本格的に大人への道を歩んでいく。

 

いつまでも子供ではいられない、ここにずっとは居られないという漠然とした想いが時系列で言うとTHE MOVIE(ザム)のときから募ったのかなと個人的には思う。コンテナ街向かうときに学ランを捨てて卒業しようとしてたからね。

でも轟くんが、全日の子達がついてきてしまった。大人の喧嘩に学生を連れてきてしまった。まだ自分の道はしっかりとは示せていなかったのかもしれない。そこで村山さんは鬼邪高に留まり、かつての自分と重ね合わせた轟くんの成長を見届けようとしたのかも。

そういうところは村山さんが従来持っていた『ケジメはしっかりとつける』性格がもたらしたものなのかな、何かを中途半端に放ったらかしにはしなさそう。好きですね…(やっぱり好きですね…)

(心境に変化があっても、元々あったものが無くなるわけじゃないってところも好きで、喧嘩をすれば最初に見えてた狂気さは垣間見えるし、バンダナをしてるところや枝をフェンスでガリガリするところなんて小さい頃から変わってない!笑)

 

直々にデコピンしたり、目をかけたり、学食を轟くんに全部賭けたり轟くんを気に入ってるのがすごく伝わる。村山さんは頭やわらかそうで色んな所に気が付くけど、轟くんは逆に頭でっかちで真っ直ぐだから絶妙に噛み合わなくてヒントをばら撒く村山さんって構図が好きです。

そんな轟くんの成長や村山さんの行く末は今公開中のHiGH&LOW THE WORSTで見ることができるよ!!(宣伝)

 

WORSTは公開前、一足先に幕張メッセでRAMPAGEのライブ付きの上映会で見ていました。

単純にこの内容を2週間も黙ってないといかんのか…と思うぐらい走り回って感想言いたいぐらい面白かったです。

で、見たあとの興奮がおさまらずソワソワした心のままライブを拝見。

さっきまで見てたキャラの中の人(壱馬くんや北人くんら)が出てきたのでオタク丸出しでテンション上がりました。旗頑張って振ったよ!

 

 

するとですよ、

 

『ねーねーねー!』

 

とめちゃくちゃめちゃくちゃ聞き覚えのある声と間延びした言い方で村山良樹が出てきたんですよ。

 

は?

 

村山良樹は現実……?

 

ステージのてっぺんに上って『じゃじゃーん!』と両手を広げる村山良樹。

めっちゃ気持ちいいね!とニコニコする村山良樹。

テンション高く走り回る関ちゃん。

 

あまりに混乱したのでとっさに握りしめた旗の布が破れそうになった。知り合いは毎回旗を折ってた。

 

 

いや、実は裕貴くんとワタルさんがサプライズゲストで来るだろうなとは思ってたんですよね…。ノリさんのツイートを見ると何かやってきそうだなとは思ったので。

 

でもそんな……聞いてないっすよ……夢にまで見た『本物』、ここで喰らっちゃうなんて………………………

 

この日は17日だったんですけど、ちょうどその月の7日。さいたまスーパーアリーナで開催されたTGC。そこでもハイローステージがあって山田裕貴くんは村山さんの格好で登壇していました。

もうそれを肉眼で見れた人がめっちゃ羨ましくて、村山さんが実在することをこの目で見れるなんてほんとに羨ましくて、羨ましい以外の感情がないほどで。

インスタの親しい友達にしか見えないストーリーに『いいなあ』しか書いてないもの投稿したりしてました。

 

その想いが全部昇華されました。

 

『行くぞテメェら』を最強で最高の名言だと自分で思ってる村山さんめっちゃ可愛い。女の子いっぱいいてテンション上がってる関ちゃんめっちゃ可愛い。轟くんは本読んでて来れなかったって轟くんの存在までも現実にさせてくるの恐ろしい。轟くんも現実。

 

じゃぱらんで楓士雄と肩組んでぴょんぴょん跳ねる村山さんほんと可愛い…客席とカメラに向かってべーする村山さんほんと即死レベルで好き……。 

 

興奮してたら語彙力とかほんと消し飛ぶね……。

 

ライブの最後には山田裕貴くんと一ノ瀬ワタルさんとして再び登壇し、18日のカイワレ大根の日…いや、裕貴くんの誕生日を祝っていました。

 

 

えっ!?推しの誕生日を祝ってる…………(10日ぶり2回目)

 

もう、大好きな人の誕生日を本人がいる場で祝えるのほんといいよね。誕生日ケーキは村山風の青いケーキとデザインプレートでした。ラブとドリームとハピネスに溢れている空間で、幸せしかなかったです。

 

ちなみに最初の最初、ドラマのクランクインも誕生日で、去年の誕生日もWORSTの現場で祝われたそうです。

ここまで被ると縁があるんだなあと関係ないわたしでも思ってしまう。

何度も言いたいんだけど村山良樹という存在がより濃く魅力的になったのは裕貴くんが愛を持って生きたからだし、その作品や役に向けた特大の愛が返ってきたように感じる。村山の評判、ものすごいもんね。村山がそこにいるだけでもう彼の空気になるなんて。実際そうだし、行動ひとつでまったりした空気にもなるしピリッとした張り詰めた空気にもなる。そのぐらい村山良樹『そのもの』なんだ、と思うと…わたしは山田裕貴のことを役者としても好きなのでこちらも嬉しくなる。

 

 

何を考えてるのかわからないようでしっかり考えていたり、悩みながらも他人に相談したりぶつかりあったり、自由なようで自由じゃなかったり、楽しむ時は全力で楽しむ。

そんな紆余曲折ある人生をこれから先は自由に生きるのだろうか。そんな村山さんが好きだ。とにかく好きだ。

これからどんなことが起こるかは分からないけど、最期はセカイに向かってあっかんべーして欲しい。

WORSTはあと何回見に行けるかはわからないけど行ける限り行きたい。見たい。

 


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鬼邪高パンフレット、村山さんだけ顔の角度が違うんだなあと気付いた。

 

 

この作品に出逢えたこと、村山さんという存在を知れて好きになれたこと、山田裕貴くんを見つけることができて応援できていること、わたしの人生で一生の宝物、そして宝者です。

人生を豊かに、そして幸せな気持ちにしてくれてありがとう。

山田裕貴くんが村山良樹という人間を愛し生きてくれたことにありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

ありがとね

 

こちらこそ

 

 

 

 

 

 

 

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