何か書けたら書いてます

何か書けたら書いてます

闇金ドッグス8を見たよ(ネタバレあり感想)

初日に見に行きました。色々あって公開されるのかどうかかなり不安でしたが、1週間限定、1日1回公開という決断をしてくれたことに感謝しかないです。この記事はあくまで個人的な感想を書こうと思っているので、ここら辺の話をしてしまうと長くなってしまうのでここまでにしておきます。


以下感想を箇条書きでまとめてます。(めっちゃネタバレです)瞬間的に思ったこととかオタクの私情とか入っているので純粋な作品の感想を求めている方には内容がそぐわないかもしれません。日本語も上手くないです。


山田裕貴主演/映画『闇金ドッグス8』予告編


  • 忠臣さんは学習能力が高い

それは過去のシリーズを見てても思う事だけど今回はそれが顕著だった。生きるために知識を身につけて、生きるために知識を行使する。
今回は下衆家族に持っている知識を行使して搾取する。そのためには相手を上回る知識量が必要になる。きっとあの知識なんて空っぽだった、文字すらろくに書けなかった忠臣くんが、周りの年上たちに舐められないように知識を身につけ立ち回りすら計算して幾度となく修羅場を潜り抜けてきたと思うと無性に愛おしくなるし、司くんの言葉を借りると「参りました」です。
忠臣さんの凄いところはなにかに失敗したらそれを学んで逆に利用できるところ。同じ失敗は繰り返さない。

  • 忠臣さん、笑顔が多かった

下衆家族の前で餌やり(万札)したときの笑みは完全に滑稽なものを見てる時の笑みだし、司くんに対しての笑みは完全に面白がってる。忠臣さんって笑顔が可愛いですね?ベースが山田裕貴だもの…。

  • 忠臣さんは香辛料が食べられない

だからカレーは甘口。これ解釈分かれるところだな!?と思いました。わたしはこれ以上忠臣さんに可愛い要素を付け加えないでほしい(キレ気味)でした。地雷ではない。おでんに引き続き香辛料入ってない甘口カレーを作らなければいけない。というか無印で中華屋に入ろうとしてましたが(個人的トラウマシーン)香辛料無理なら食べられるもの限られません?

  • 司くんは激辛すき

忠臣さんとは真逆ですね。こっちは普通に解釈が合う。神経がいかれてんじゃねえかは言い過ぎ案件(でもないのか…?)辛いの好きな人ってドMって見たことがある

  • ところどころに忠臣さんの育ちの悪さが露呈しててきゅんとせざるを得ない

これすっっっっごい好き。めちゃ好き案件
人が飯食ってる前で「便所。」はヤバイし冒頭のシーンで机の上に座るのも行儀が悪い。すき。いくら身なりを綺麗にしても、立ち姿や佇まいに品が出てきても、細かいところで育ちって出るからああやっぱり忠臣さんは育ちが悪いなあって思っちゃう。そして裕貴くんは以前雑誌の記事で菅田将暉氏に「山田氏の普段の品の良さが出てていい」*1と言われてたのを思い出し、尚更好きって思える。

  • わたし忠臣さんのお札数えてる時の指が好きすぎるんだよな(私情)

完全なる私情。忠臣さんの手元だけ写した写真集欲しい。

  • 下衆家族息子(唯一まともに働いてる息子)の役者さんの倒れる演技がうますぎる件

タモト清嵐くんですね、とにかくすごかった。いびきがリアルすぎる…脳梗塞で倒れた方を実際に見たことがあるんですがほんとうにこんな感じだった。こわい。

  • 忠臣さんの「司、行くぞ」の声と言い方が好きすぎる(私情)

いや死ぬ。そうじゃなくても山田裕貴の声が好きだから死ぬ。鼻にかかった声。ふにゃふにゃしているのに何であんな喋り方変えられるの…
あと詰め寄り方にバリエーションが増えてて最高です。怒鳴られ窘められ囁かれます。

  • 忠臣さんが司くんに対して明らかに気を許し始めている件

オイオイ忠臣さんが隙や弱点を見せ始めたぞ。ざわざわ。
身内に対して非情になり切れない忠臣さんだけどこれは完全に司くんを身内認定してませんか?着信音にびっくりした司くんを見て笑ったあの感じ、無邪気だったなぁ。。。そして司くんをご飯に誘ったり。あれってあの後外で高いすき焼きでも食べに行ったんでしょうか…わたしはふたりでおでんをしっぽり食べてたあの感じが好きだったりしました。

  • 忠臣さん、案外子供っぽさがある件

カレーは甘口もそうだけど言動も。上記の司くんに言い放った言い過ぎ案件も冗談で言ったにしろやっぱ言い過ぎでしょって思ってしまって(本気で言ったのならそれはそれでヤバイ)司なら冗談って受け止めてもらえるっていうちょっとした甘え?だったりするのかな。
あとセミが嫌い*2。これって裕貴くんもなんだけどそこから引っ張ってきてるのかな?なら生トマトとかゆでたまごも嫌いなのかなとか思ってしまった。それ以外にも苦手なものが結構ありそう。

  • 事務所でいる忠臣さんがやたら美しい

今回は下衆家族をさらに堕落させる役割に徹底している感じがするのであえて異質な存在として映しているのかなと思った。お金を貸してくれる忠臣さんは家族にとって神様だけど実際は自分たちを更に堕落させている悪魔みたいな男だぞ

  • 人はコーンフレークのみで生きていけるのか問題

コーンフレーク?それ含めて穀物類かな。それと水だけで生きていけるのだろうか?細かいかもしれないけどちょっと引っかかってしまった。これもガッツなのだろうか。

  • 湯澤家の食卓

演出のおかげでドキュメンタリーを見ている気分だった。いや実際取材受けてたけど。

  • 司くん、またセクハラされる

家族を見たときに不快感が顔に出ててだいぶ面白かったです。そして忠臣さんのやり方を頑なに否定しなくなったしトラウマフラッシュバックもしなくなっていたので成長を感じました。司くんが成長してるのが嬉しい。忠臣さんも司くんも、作品と作品の合間の描かれていない空白の時間も生きているんだ……そして7が本当に良くてですね………(このままでは7の話になるので省略)

  • 話の展開

なんとなく無印ぽいなと思いました。違いは忠臣さんが追い込まれているかいないか。
無印は忠臣さんが追い込まれて極限まで行ってしまい、そこで考えに至ったものを実行していましたが、今回は最初から計算して段階を踏んで、という。完全に地獄の脚本家。これができたのも今まで身につけてきた知識と経験があったからだろうし、最初の項目に戻りますが、学習してそれを使うという能力に優れているからだと思う。
ただこれから忠臣さんは痛い目を見そうでこわいという思いもある。手痛いしっぺ返し。インタビューでもあの家族を笑ったことで自分自身の闇に飲まれてしまうかもみたいな不穏な空気だったし…わーーん忠臣さんが追い込まれるのはわたしがつらい。でもきっと追い込まれる忠臣さんは需要があるよね?インタビューで9のセリフさらっとバラされたけどそれを元に考えると今後は警察とか出てくるのかな。

無印と比べて後半のジェットコースター感はあまりないかなぁという印象。ギャグシーンを要所要所に挟んでいて、個人的には闇金ドッグスのギャグシーンは好きなんだけど挟み方のタイミングかなぁ…ピタゴラスイッチみたいな餌やり、ギャグなんですかねあれ……

  • 忠臣さん、財布をスッとしまえない問題

スーツの内ポケットに入れるのを何回かスカッってさせるのかわいいからやめてほしい



  • まとめのまとめ

この作品のキモは「知識」だと思う。
湯澤家は最初から狂っていたわけではなく、とある「知識」を得て学び、それが歪んだ方向に行き下衆家族に堕ちてしまった。そして忠臣さんに新たな「知識」を与えられ、どんどん狂っていく。
知識の使い方ひとつで色んな方向に変わっていくし、「使う側」と「使われる側」もあっさり逆転してしまう。
個人的にはハードな闇金ドッグスの中でもハードめな作品だと思う。シリーズの中でも好みな方でした。
そしてあの、9が見たいですママ……
あと最後に、シネマート新宿さんの方は初日はすぐ席が売り切れたと聞いてヤバイ売り切れる!と思い急いでシネマート心斎橋さんの座席を確認したらスッカスカで拍子抜けしました。関西の方も見に行こうよーーー!!!!!!!大阪でもやってるよーーー!!!!!!!是非見てください!4月20日まで!









※ここからは完全なる1人のファンとしての私情です。読まなくてもかまいません。


わたしが山田裕貴という俳優を応援しよう、追いかけようと思ったのはこの闇金ドッグスを見たからです。
それより前はハイローとストロボ・エッジぐらいしか見てなくて、きっと村山良樹が、安堂拓海が好きなだけだと思っていました。
でも違った、この作品を見てこの人の演技には何か惹きつけられるものがあると感じたからです。
トラウマシーンと書いた無印のあの中華屋に入れないシーンがどうしようもなくつらくて、こわくて。
銃を咥えさせられ涙が一筋流れるシーンがつらくて、あれ自然と流れたんですね。裕貴くんは「忠臣は泣かない」って思ったけど監督がそれでいいと言ったんでしたっけ…それを聞いて本当に凄いと思って。

それを思ったのが1年半ぐらい前で、それで今でもオタクやってますが、熱しやすく冷めやすいわたしがここまで好きの気持ちが衰えないのも裕貴くんが常にいいものを届けてくれるからだし、このシリーズが続いているということが大きいです。

だからわたしは闇金ドッグスを映画館で見るというひとつの夢が出来ました。こんなに好きな作品を映画館で見たい。ただそれだけなんですが、東京と大阪2か所のみの上映となると、地方民のわたしには結構ハードルが高い。6、7のときも遠征できず諦めていました。でも8、9が発表され次こそは絶対に行くと意気込んで、見に行きますってお手紙にも書いたし、舞台挨拶も行こうと思って東京の日程決めたり色々していました。

例の件があって、舞台挨拶どころか公開も怪しくなってしまったときは本当に絶望したし何より推しくんが心配だしでもう心がぐちゃぐちゃだったけど今こうして無事映画館で見ることができて、感想を綴ることができて、幸せを感じています。同時に当たり前なんてものはなく、コツコツと積み上げてきたものは歪が起これば一瞬で崩れ去るということも感じています。
Twitterとかで推しくんや作品が愛されているとほっとするし、画面越しに愛されているのが見えてほっとしているということは愛している方が発信しているからだし、発信したいと思うほど好きだということで。だから拙いながらもこのようにブログを作って発信してみようかなと。Twitterだとどうしても長い文は書けないし流れてしまうので。

これからは作品の感想や現場の感想、状況などをここに記していきたいと思います。


f:id:akpn_0130:20180417204720j:plain
映画の半券を持つ手が震えたよっていうどうでもいい話。




_

*1:Cinema☆CinemaNo.74とな怪インタビュー

*2:6、7ハイタッチイベントで発覚