何か書けたら書いてます

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日本アカデミー賞を見ました

 

月イチブログ更新みたいになってる。やっぱりひとつ記事を書くとしても労力がかかります、わたしの場合は。でもとりあえず近況をば。

 

日本アカデミー賞を見た話なんですが、個人的2018年イチオシ映画の孤狼の血が4冠、そして最優秀主演男優賞、最優秀助演男優賞を役所さんと桃李くんがダブルで取りました!

 

素直に嬉しい。本当に嬉しい。

日アカは基本的にわたしの好みに合わないことで有名なんですが*1、基本的に作品選びに関しては異論ないです。

5作品しか選べない、その狭い狭い枠で知名度、質、興行などを考慮して(あと色んな蟠りや忖度を混ぜ混ぜして)出すもので、今年は快挙連発の万引き家族と話題性抜群のカメラを止めるな!、そして孤狼の血の三つ巴って感じで。まあ予想通りだし納得せざるを得ませんでした。

自分の好みと評価は全くの別だしそれに気付くことが出来てからは穏やかな気持ちで見れています。

だけど今年は全然穏やかに見れませんでした…。孤狼の血を見終わったあと、桃李くんが最優秀助演男優賞狙えるのはこのタイミングだと直感的に思ったのでそれから助演男優賞にノミネートされてひとまず安堵しつつ心の中はヒヤッヒヤでした。当日、仕事終えて全速力で帰ってテレビの前で桃李くんの名前が呼ばれるまですごい顔が怖かったと思う。もう名前呼ばれたあとは顔がドロッドロに溶けましたが。

 

3年前(2015年頃)桃李くんがコンスタントに映画に出演されていたし、どの作品を見てもしっかりと爪痕を残していて印象に残っていたので、ひょっとして日アカ助演男優賞いけるんじゃないか?と期待をしていたんですね。その時はノミネートされませんでしたが。この時のわたしは上記の『自分の好みと評価は全くの別物』ということを理解していなかったため、『ギ~ッ!!どうして!!』と勝手に悔しくなってました。

 

でも賞を取るって本当に難しいことで、こればっかりは公開時期など運も絡む。作品の熱、質、運、全てが噛み合った時に賞という形が現れるのではないかと思う。賞を取れなかったからそれは優れていないなんてことは絶対にないし、それこそ好みと評価は全くの別物だし。賞は最もわかり易い評価ですが、賞レースを総ナメしたからって、周りが絶賛してるからって、その作品が好みじゃないってよくあるし(だから日アカとわたしの好みが合わない)、逆にわたしはめっちゃ好きなんだけど賞にはかすりもしてないしレビューも点数めっちゃ低いっていうのもある。

 

でも人はやっぱり目立つもの、評価されているものに注目するものです。映画たくさんあるからどれ見ようか迷うって時の参考になるし。

あと、俳優が賞を取ったらその作品が代表作になるじゃないですか。『あ、○○に出てたね』って話題にしやすい。今回で松坂桃李くん(最高の俳優)は孤狼の血(最高の作品)の日岡秀一(最高の役)っていう役やってたんですよ!!!!って言えると思うとめっちゃ嬉しいです!!!!!3年越しに夢を叶えてくれた気分になりました。本当におめでとう。何度でも言いたいおめでとう。

 

日岡秀一は簡単に言うとオタクが推しにやって欲しい様々な願望を2時間と少しで全部やってくれた人物です。孤狼の血を見た他俳優推しの人がこぞって『松坂桃李のオタクがめちゃくちゃ羨ましい』と言ってくるぐらいにはオタクの夢がめちゃくちゃ詰まっていると思います。わたしも見終わったあとこれは贅沢しすぎでは…?と身の危険を感じる程度には身震いしました。なんせ監督がもう彼にゾッコンなのでもっと!もっとえげつないことしようぜ!もっとだ!もっと!みたいな感じだったんだろうなと思ってしまう(全て想像です)

日岡を生き抜いた桃李くん、かの鳥から引っ張ってきてくれた監督、監督と桃李くんを繋げてくれたマネージャー、全ての関係者さんにありがとうを言って回りたい。

ほとんど日岡の話になってしまった過去の感想文を載せておきます。日本語が拙いのは許して。

 


映画「孤狼の血」(ほぼ日岡の話)※5.25追記 - 花鳥風月

 

孤狼の血はR-15のバイオレンスヤクザ映画のため、暴力だけじゃなく、血がブシャッと出る系や身体の一部切断系グロが苦手な人はもちろんオープニングのバイオレンスシーン(豚の脱糞もあるよ!)が無理だったらちょっと耐えられないかもしれませんが、昭和末期の雰囲気が好きだったり、何よりかっこいい渋い男が好きだったら満足度高いと思います。笑いもあり涙もあります。呉弁で捲し立てる大上さん(役所広司さん)はマジで怖いです。ヤクザ以上にヤクザじみた警察!今をときめく中村倫也くんが狂犬ヤクザです。江口洋介さんと竹野内豊さんの凄みも、滝藤賢一さんの怪しさも、真木よう子さんの色気も最高です。音尾さんのシーンは笑うとこです。

そしてエンドロールの日岡がかっこよすぎて震えて泣いた。タイトルの意味がわかった瞬間また震えて泣いてしまう孤狼の血をよろしくな…。

 

 

 

そしてまた話は戻るんですが、今度は現推しくんがあの会場に立っているところを見たいな、推しが俳優をやめない限り、チャンスは毎年あるんだぜ。へへ。今回狙っていたことを知っていたので、この結果は悔しいの塊だろうけれど、前向きな悔しいですとハッキリ言ってくれたのできっと燻ることは無いのではないかなと安堵しました。これからも付いてくよ!といってもわたしはただの一般おたく、推しにお金を落として応援することとあとは素敵なご縁と巡り合わせがありますようにと祈ることしか出来ないのがわたしは悔しいぞ!

 

 

 

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*1:シン・ゴジラは珍しく当たり